感情は通過する


ありがたいことに、今週は休みなく講座のリクエストが入っておりまして。
昨日は長久手で。
今日は三重県四日市でカラーセラピスト関連講座を開講しました。

どちらにご参加の皆さんも、不思議と共通?して今の課題となっていることは「自分」に対して「All OK!全肯定!」

湧き上がる感情には「良い」も「悪い」もありません。
いつごろからでしょうね?
日本でも、気持ちに「ポジティブ」「ネガティヴ」なんて言うカテゴリーを設けたのは。
それからおかしなことになった気がするのですが。
心地の良い気持ちも、そうでない気持ちも、どちらも大切な「私」の気持ち。
「良い」も「悪い」もありません。

心理学を学んだ方は「感情は感じ切れば消える」と、聞いたことがあるかもしれません。
そうです。「どんな感情」も感じ切れば消えるんです。

「感じ切る」と言うと分かりにくいので、私は「通過する」と表現しています。

そう。感情は通過するんです。

例えば「嬉しい!」「楽しい!」「感動!」みたいな「ポジティブ」にカテゴリされた気持ちって、感じ切りませんか?
味わい尽くして、なお「もっとこの気持ちでいたい!」と思うコトすらあります。
が…
悲しいかな、感情は通過するので、どんな喜びも感動も、感じ切ると徐々に薄れて…やがてただの「記憶」になります。

実はネガティヴってカテゴリされる感情も、ただの「感情」なので一緒なんです。

悲しくて悲しくて、泣いて泣いて、涙が枯れ果て…もう涙も出ない!なんて経験ある方いらっしゃるでしょう。
それは本当に「涙」が枯れたのではなく、「感じ切った」ので、悲しい気持ちが通過したのです。
感情の強さによって、通過時間に差はありますが、感じ切れば、必ず通り過ぎるのです。

これを、へんな「ポジティブシンキング」で感じ切ることなく「必然だった」とか無理にすり替えると…ずっーと自分の中に留めてしまうことになります。
「手放したい」はずの気持ちを、逆に強く握りしめてしまう。
(感情が完全に通過した後で「あれは思えば必然だった」と思うのは健全だと思います)

私たちは毎日たくさんの「気持ち」が湧き上がることに出会います。
「怒」や「悲」感じないように、変なポジティブシンキングで、自分の「心」が感じていることを捻じ曲げたり、スルーするのではなく。
そのまんま感じてあげることが大事。

たとえ鏡に映る「自分」が笑顔ではなく、醜い姿だったとしても、そのまんまを認め受け入れ、抱きしめることができた時。
自分を取り巻く環境は(人や見えない力も)あなたへ歩み寄って来てくれます。きっと。

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