苦から解放される唯一の方法


「すっごく!苦労した」「すっごく!大変だ」
なんて意味で「四苦八苦」って言葉を使いますよね。

この「四苦八苦」とはもとは仏教用語

仏教での四苦八苦の意味は、日常会話で使う意味とはちょっと違っていて
「人が決して避けることができない」8つの苦しみの根源を説いている言葉なんですね。

人生の苦を、大きく4つに分けたものを『四苦』生老病死

1.『生苦』‥生まれること。
2.『老苦』‥老いていくこと。体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる。
3.『病苦』‥様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる。
4.『死苦』‥死ぬことへの恐怖、その先の不安。

さらに4つ細かく足して『八苦』といいます。

5.『愛別離苦』‥愛する者と別離すること。
6.『怨憎会苦』‥怨み憎んでいる者に会うこと。
7.『求不得苦』‥求める物が得られないこと。
8.『五陰盛苦』‥精神と肉体が思うがままにならないこと。
参考 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/四苦八苦

これって!どれも「怖い」「避けたい」って思うものばかり💦
でも、これは「誰もが絶対に避けられないもの」だ!と仏教は言っているんですね。

解放されることはできないのか?
楽になるにはいったいどうしたら良いのか…

避けられないのなら「受け入れる」しかないわけです。

乱暴な表現をするなら
「あきらめる」しかないわけです(^◇^;)
身も蓋もないけど。

でも!これが唯一この「苦」から解放される方法(?)なんですよ。

「苦しい」って感じる時って…
「そもそもコントロールできないものを、どうにかしよう!」としている時…

どうにもできないものはどうにもできないんです。ハイ。(当たり前笑)

かと言って、全て投げだしちゃえ〜って言うことでもなく。
「どうにもならんものはならん」とあきらめた上で、取り急ぎ目の前のやるべきことや、やれること、やりたいことを淡々とやる。

人事を尽くして天命を待つ ってやつですわ。
どうにかしよう!とはしないこと。
とにかくやれることをコツコツやって、不安感と闘わない。

分かったようなこと言ってますが、私も自我に巻き込まれて、知らず知らずに、不安を握りしめてしまうことあります 苦笑
ハッと!気がついた時は「諸行無常(全ては常に移ろう)」「南無(全ては常にベストに起こっている)」と唱えると、正気✨に戻ります 笑

ちなみに人を苦しめるものに『煩悩』ってのもありますね。
あらゆる苦しみを生み出す原因となる心の動きの事を言うそうです。
ともなると、煩悩とは、避けられない四苦八苦から逃れようとする心の動き…とも言えそうです。
煩悩108
四苦八苦(4989)
4×9+8×9=108なんですってよ。へぇ〜(^◇^;)

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