黒って悪い色?


カラーセラピストなんかやっておりますと、たま~に

「黒ってどうなの?」と聞かれることがあります。

「黒」はどうしても「闇」とか「黒猫」「コウモリ」「悪魔」「邪」などなど
不吉なものや不浄なものを連想してしまうせいでしょうか。
黒は悪者扱いされることが多いようです 汗

たしかにネガティブな意味がないわけではありません。
(そんなこと言ったら、色のキーワードはすべての色に陰陽どちらの意味があります)
ただ、それだけではないし「ネガティブ」と感じられるのはその人の「価値観」や「観念(信じているもの)」や単にその時の心の状態がそう感じさせるだけで、見る人が変われば、同じキーワードでも「ポジティブ」に感じることもあるわけです。
私たちカラーセラピストは「占い師」ではありませんので、色でなにかを当てる…ことはありません。
ただ、それぞれの色の持つキーワードを投げかけて、その人がそれを「どのように捉えるか?」というところから心にアプローチしていきます。

例えば

闇というのは、人間にとってネガティブなものなのでしょうか?
夜がないと、人間の体はバランスが崩れてしまいます。
寝ている時間に、人は体や心の修復をしますよね?
光ばかりあてても、植物も育たないように、闇の時間も同じくらい必要なのです。

なにかから逃れたいとき、陰に隠れたくなりませんか?
目立つ明るいところへは身を置きませんよね。

黒が気になって仕方がない時。
黒ばかり身につけたくなる時。
「休息」「活動停止」する必要があることを潜在意識がおしえてくれているのかもしれません。
日常の様々な刺激(色)に疲れているのかもしれません。
その刺激に影響されないように「黒」で潜在意識が守っているのかもしれません。

逆に「黒」を手に取りたくないとき。

光り輝く場に居たい!色々なものと関わろう!という潜在意識からのメッセージかもしれません。
あくまで「かもしれません」デス。

いずれにせよ、答えは自分の中にあるので、私たちは色のキーワードを投げかけて、一緒にクライアントの中の答えを見つける手助けしかできません。

ちなみに、黒は何色を混ぜても「黒」ですよね~。
なので、ほかの色に染まらない「強さ」を表しますし、「玄人(くろうと)」「素人(しろうと)」という言葉。
「玄人」は「黒人」が語源とされていて、「玄」は何度も染めた黒という意味から「経験豊富」と表現されました。
黒はスタイリッシュ、粋なんてイメージもありますし。
他の色彩をキュッと!引き締めて、引き立ててくれる効果があるのも黒!
悪いばっかなわけじゃないんですよ~ 笑

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